【Satyanamak】チントゥー連れて二度目の一時帰国

1年3ヵ月ぶりの子連れ一時帰国を無事終えて、

蒸し暑いムンバイに帰ってきた。
日本は5月の一番いい季節、駆け足ながらも存分に堪能してきた。
ムンバイ生活も2年半になり、一時帰国の際にはすっかり外国人の目線で
母国・日本を見てしまう。にわか「ムンバイ市民」が感じた日本の印象をいくつか。

 

●やっぱり綺麗で静か
帰国初日の夕べ、買い物に外出してまず驚いたのは、
道行く人の足音が聞こえたこと。
さまざまな騒音が切れ目なしに交錯するムンバイではあり得ない。
あらゆる悪臭とも無縁で、住宅街を歩けば花好きな民家からは花の香り、
夕食の支度をする家からは美味しそうな炒め物の匂い、
入浴中の家からは石鹸の香りと、各家庭の静かな暮らしの息づかいを感じる
いい匂いばかりがしてくる。
東京滞在中に借りたウィークリーマンションの窓の下には神田川、
これも汚染され尽くしたムンバイの川とは似ても似つかぬ無臭の

透明な流れだった。
新宿にほど近い人口密集地域でこの静かさ、清潔さは驚嘆に値する。
一方、各自が好き勝手に騒音出し放題のムンバイ、自分も何かあると
街中でも独り言を言う癖が付いてしまったのだが、
山手線内で一度ついそれをやったら近くの人にジロリと睨まれてしまった。

 

新緑の美しい季節だった
 
●少子化のわりには意外と赤ちゃんが多い
子供を授かってから初めての日本、自然と赤ちゃん連れに目がいくのだが、
ベビーカーや抱っこひもで赤ちゃんを連れている夫婦連れが意外と多く見られ、
本当に少子化社会? と思ってしまうほどだった。
電車に乗れば、同じ車両にたいていもう一人はベビーカーに乗った
赤ん坊がいる。ベビーカーをたたまず、そのまま乗るのが
当たり前になっているのも意外だった。
実際に帰国してみるまでは、日本では赤ちゃんの姿などめったに見られず、
電車内で泣きでもすればギロリと睨まれる……という状況を
想像していたので、思っていたよりずっと子供フレンドリーな社会に驚いた。
 
●ウィークリーマンションは便利で楽しい
今回は子連れということであまりあちこち渡り歩きたくなく、
東京滞在中にはウィークリーマンションを初めて利用した。
とっくに寝返りを覚えて四方八方に転がり回るチントゥーには、
ベッドよりも畳と布団の部屋が一番安全なので、和室付きの部屋を選んだ。
利用してみて、ホテルよりは安い滞在費で気軽に借りられる
ウィークリーマンションは一時帰国の強い味方であることが分かった。
食器、鍋、炊飯ジャーなどの炊事道具、布団など、生活に最低限必要なものが
すべて部屋に付属しているので、近所のスーパーでちょっと買い物をすれば
すぐに自炊生活を始めることができる。
日本食材が入手困難なムンバイ生活では遠く憧れるしかなかった
納豆や豆腐、各種きのこ類、刺身、干物、生卵などなどをスーパーで
嬉々として買い込み、朝から晩まで日本米と魚・肉の生活をしていたら
あっという間にお腹が出てしまった。
先ほど書いたように川沿いの部屋だったので、常に川のせせらぎが聞こえて
ちょっとした温泉宿気分でもあった。

マンションからの眺め。神田川は完全に都市化されているが綺麗な流れ
 
●新型インフルエンザ騒ぎ
ムンバイから成田に着いたちょうどその日、新型インフルエンザ発生地域
からの到着便では検疫で機内に数時間閉じこめられるなどの騒ぎに
なっていたらしい。
幸いムンバイ→バンコク→成田便の我々は騒ぎとは無関係だった。
空港内でマスク姿の集団と出くわして何じゃこりゃ、と思った程度。
テレビをつければ「大型感染・最悪のシナリオ」だか何だか、
やたらと恐怖心を煽る演出にうんざり。
日本ならではのマスコミ主導型集団ヒステリーという感じがした。
インド側でもいちおうインフルエンザ対策をしているらしく、
帰るときには問診票みたいなものを機内で書かされたが、
インフルエンザ蔓延地域のリストに、既に数百人の患者を出していた
日本が入っていなかった。インドはインドでかなりいいかげんだ。
ちなみに現時点でのインドでの感染者は「1人」だそうである。
 
●水が出る出る!
ムンバイでは給水は朝6時~8時。それ以外の時間帯は、
室内のタンクに貯まっている水を使うので、残量には常に気を遣う。
洗濯や洗い物のような水をたくさん使う作業は、
給水のある早朝の起きぬけに行うことになる。
衛生にも不安があるので飲料用の水は必ず煮沸消毒する。
一方、日本の水道は出したい放題、そのまま飲みたい放題。
洗濯も台所仕事も楽々だった。もちろん湯船にも浸かり放題。
チントゥーも日本式のお風呂は気に入ったようで、
ニコニコ一緒に入浴できたのは幸せな時間だった。
ムンバイでは入浴時にチントゥーがいつも大泣きして困っていたのだが
(お湯に浸からず、足の上でごしごし洗う方式)、
日本式を取り入れてタライに張ったお湯にチャポンと入れるようにしたら
泣かなくなった。
 
 
涼しくて快適な日本から蒸し暑いムンバイに戻り、
また忙しいムンバイ育児ライフが再開した。
離乳食を一日三食ばくばく食べるチントゥー、
目に見えてむくむくと太ってきた。
暑さで毎日へろへろの両親をよそに、チントゥーは
生まれた土地に帰ってきて嬉しそうな様子だ。
日本はいいところだったが、これからはインドのいろんなところを見せて

4 Responses

  1. みみ 2009年6月3日 at 11:14 AM | | Reply

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    3人とも元気で一時帰国を楽しんで、また元気にムンバイに戻ってこれてよかったね。
    チントゥーくんの元気な笑顔に、その楽しさが伺えます。
    改めて畳生活の便利さも再認識、子供には特に優しいよね。

  2. Chuma 2009年6月3日 at 2:43 PM | | Reply

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    タタミの上でごろごろごろ~ってしたいですね!
    この暑い季節にはやっぱり気持いい! 
    いい匂いのする住宅街って、平穏ですよねー。
    ムンバイにいるとあの静けさなんてすっかり忘れちゃってます。。
    日本でばっちり充電、またムンバイライフをがんばって行きましょう~!

  3. ZAKI 2009年6月4日 at 12:52 PM | | Reply

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    お帰り。日本は楽しかったみたいだね。今回は合わなくて残念だけど、私は夏に帰ります。みんなには会った?チントゥくんに会い損ねちゃって寂しいなー。ちょうどとっても可愛い盛りね。
    例の豚インフルは、日本ではカナダ帰国者から発生していることもあって、実はまだみんなに帰国を知らせていない・・・日本のことだから、大騒ぎしてるし、敬遠されてもねぇ・・・どうかな?
    今回の記事見て、やっぱりムンバイと日本はずいぶん違うんだねーと思いました。あ、子連れには最近ずいぶんフレンドリーだよね、日本は。最初に直輝連れて日本に帰ったときは違ってたけど、ベビーブーム世代が親になって変わってきた感じだね。

  4. 【Satyanamak】 2009年6月5日 at 4:13 AM | | Reply

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    みみ様>> ほんとに一時帰国までは近所へ買い物か病院ぐらいしか行ったことがなかったので、いきなり3週間の旅行しかも「外国」に行って大丈夫かと思いましたが、我々が思っていた以上に元気に過ごしたチントゥーでした。帰りの空港では本当に助かりました。改めて感謝です。
    Chuma様>> 赤ん坊だけでなく我々の足腰にも優しい畳が懐かしくなりました。石の床は硬く冷たすぎますよね……。5月の穏やかに晴れた日、ベビーカー押して東京散歩はとても楽しかったです。日本での充電分は早くも切れかかっていますが、がんばりましょう。手作りパンとてもおいしかったです。ありがとう。
    ZAKI>> 今回も家族親戚とごく一部のお世話になった知人に会っただけでタイムアップでした。ZAKIはいつも夏に帰ってるね。ムンバイで日頃から暑い思いをしている我々は夏にだけは帰りたくないので、一時帰国でZAKIと会うことは難しそうだね。夏になる頃にはインフル騒ぎも収まっているんでは? 赤ちゃんフレンドリーな日本はやっぱり最近の傾向なんだね。デパートや高速のサービスエリアで立派な授乳室などを見つけるたびにスゲースゲーと感心しきりでした。

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